JTBと資本・業務提携
公認民泊サービスの百戦錬磨、JTBと資本・業務提携
―遊休資産の活用による地域活性化を目的とした包括的業務提携を締結―
株式会社百戦錬磨(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:上山康博、以下百戦錬磨)と株式会社ジェイティービー(本社:東京都品川区/代表取締役社長:髙橋 広行/以下:JTB)は、古民家・空き家等の遊休資産を宿泊サービス提供施設として活用する民泊サービス事業に向けた広範な提携を行うことに合意し、JTBによる百戦錬磨への資本参加ならびに両者間での包括的業務提携を締結しました。
業務提携の目的
国内では少子高齢化、人口減少に伴う空き家が急増し、防犯、衛生、景観の観点などで、大都市も含めた地域の深刻な課題となっています。一方で、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会を控え、訪日外国人旅行者を迎える宿泊施設不足が想定される中、住宅宿泊事業法が成立したことにより「空き家」が「民泊施設」として、宿泊施設不足を解消し、かつ地域の魅力を高めるコンテンツとなることも期待されています。当社は2012年の創業当時より、シェアリングエコノミーという世界的な新たな経済の流れの中で、日本の成長戦略における民泊や農泊の果たす重要な役割に着眼し、合法的な民泊事業を推進してまいりました。こうした背景のもと本提携を契機として、百戦錬磨の公認民泊への普及促進、運営・開発で培ってきたノウハウや経験と、JTBの持つ地域交流事業を通じて培った観光振興に関するノウハウや、法人・個人のお客様への営業ネットワークなどを活用し、両社の共通の目的である「遊休資産」×「民泊」による地域活性化を目的に、お互いの強みを活かしながら協業してまいります。
業務提携の概要
百戦錬磨とJTBの事業資源を相互に活用することで、地域活性化を目的とした民泊事業の推進を目指します。
具体的には以下の通りです。
1.民泊の活用による地域活性化や空き家、古民家等の遊休資産の宿泊施設としての利活用に関する自治体等への地域開発コンサルティング
2.民泊サービス提供事業者の人財育成及び施設運営サポート
3.民泊サービスの販売支援及びプロモーション支援
4.イベント民泊の推進
まずは、2017年9月12日より、JTBグループが提供する訪日外国人旅行者向け予約サイト「JAPANiCAN.com(ジャパニカン・ドット・コム)」と、百戦錬磨が提供する公認民泊予約サイト「STAY JAPAN」とが連携し、JAPANiCANサイト内でのアフィリエイト販売を開始します。増加するインバウンド宿泊需要に対して日本での民泊情報等を紹介することで、訪日外国人旅行者のさらなる誘客を図り、交流を促進してまいります。